コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、店舗で配布しているプラスチック製の先割れスプーンやデザートスプーンなどのカトラリーを廃止、2024年4月16日(火)よりライスレジン製に変更して有料化する。これによって、店頭で無料配布するプラスチック製品はなくなり、年間3・7tのプラスチックを削減できる。(画像は、ライスレジン製の先割れスプーンとデザートスプーン)

 コープさっぽろは、2008年に全国のスーパーマーケットではいち早くレジ袋の有料化を開始、レジ袋の利用を辞退すると0・5円を基金に積み立て、その基金を使って植樹を行うなど環境活動を推進してきた。組合員の協力によって、2019年度のレジ袋辞退率は88・8%と高くなっている。

 昨年5月からは、非食用米を活用した、国産バイオマスプラスチックを使用した、ライスレジン製のレジ袋を一部店舗で導入、10月からは全店に広げている。今回、さらなるプラスチックの削減や廃棄用米の活用を図るため、ライスレジン製のカトラリーを導入、有料化することにした。先割れスプーンは4円、デザートスプーンは2円で、コープさっぽろの全108店舗で導入する。これによって、コープさっぽろの店頭で無料配布するプラスチック製品はなくなる。


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