小樽市に本社を置き、主力のワインをはじめ地ビール、発泡酒の製造、販売を行っている北海道ワインが、「ワイン産地北海道」の発信拠点として『おたるワインギャラリー』(小樽市朝里川温泉1丁目130番地)を2024年4月23日(火)にグランドオープンした。

 北海道は山梨県、長野県に次ぐ日本を代表するワイン産地で、道内には64ヵ所のワイナリーが存在し、10年前の約3倍に増加している(令和6年2月現在)。国際的なワインコンクールでも金賞を受賞するなど、原料である北海道産の優れたブドウから生み出される上質なワインへの認知度は、国際的にも高まっている。北海道ワインは、国内外に対して積極的に「ワイン産地北海道」の発信を行う拠点として、北海道のワインづくりと今を実感できる、体験型ワイナリーへの転換を進めており、今回、醸造所に併設して『おたるワインギャラリー』をグランドオープンすることとなった。

 オープンを機に新企画もスタート。5月以降の第一日曜日に「箱買い」(基本12本単位)方式の販売会『倉庫市』を開催する。会場は、普段立ち入ることができない出荷倉庫[Keller1]。5月の開催日は5日(日)で、10種類のワインの販売を予定している(※商品により割引率が異なる)。時間は9時30分~14時30分、支払い方法は現金のみ。12本単位の「まとめ買い」がお得な新企画となっている。

 また、小樽市内の老舗バーとコラボしたノンアルコールカクテルも誕生。4月23日のグランドオープンからワインバーコーナーに、ノンアルコールカクテル「おたるナイヤガラビネガーミスト」(「Otaru Niagara Vinegar Mist」)がデビューした。北海道ワインが製造するナイヤガラワインビネガーを使用し、小樽市花園にある老舗バー「BAR MODERN TIMES」(バー モダン タイムス)の店主で、マスターの太田善之氏によって開発された。

 このノンアルコールカクテルは、体に良いとされる「1日大さじ1杯のお酢(ワインビネガー)」に、ハチミツを合わせ風味を整え、親しみやすいイチゴのフルーツ感とミントで爽やかさを加えた。小樽の夜霧をイメージした、淡く曇ったブルーの色合いがノスタルジックに全体を包む。ノンアルコールとは思えないほど、スタイリッシュに調和がとれた、小樽ならではの新カクテルとなっており、ドライバーやアルコールが苦手な人も楽しめる1杯。同社では、今後、小樽市内の飲食店でも提供可能となるよう工夫を重ね、新しい提案を継続していく。


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