ディスカウント小型スーパー「DZマート」を展開しているダイゼン(本社・上川郡鷹栖町)は、2024年4月26日、「DZマート岩見沢大和店」(岩見沢市大和2条8丁目1-3)をオープンさせた。出店場所は、「ビッグハウス岩見沢店」の道路を挟んだ向かい側で、同社が得意とするコバンザメ戦略を踏襲した。(写真は、2024年4月26日にオープンした「DZマート岩見沢大和店」)

「DZマート岩見沢大和店」は、2022年5月に閉店した「ツルハドラッグ岩見沢大和2条店」の店舗跡への居抜き出店。同店は、2018年12月にオープンした新設店舗だったが、既存の「ツルハドラッグ岩見沢大和店」が近くにあったこともあり、わずか3年半で閉店、その後は空き店舗になっていた。

(写真は、冷凍食品コーナー=許可を受けて撮影)

 ダイゼンは、新設出店のほかに、初期投資を抑えられるドラッグストア店舗跡への居抜き出店も進めており、今回、「サツドラ留萌店」(留萌市)跡に2023年6月に出店した「DZマート留萌沖見店」以来、ほぼ1年ぶりのドラッグストア跡への出店となった。店舗の延べ床面積は約342坪(1131・39㎡)、売り場面積は約298坪(984・30㎡)、共有駐車場は61台収容、営業時間は10時~21時。

(写真は、青果コーナー=許可を受けて撮影)

 店舗では、青果、精肉、魚、惣菜のほか日配品、グロサリー食品、冷凍食品、飲料、菓子、日用雑貨、ペット商品などを品揃えしており、「DZマート」の標準フォーマット店舗。陳列棚のエンドに近い柱にフックを設けて、吊り下げ陳列を初めて展開、今後、他店舗でも定番化していく考え。

 レジは、セミセルフレジ4台。バックヤードに在庫を置かず、毎朝トラックで商品を運搬、オープン前に4~5人で品出しを行い、日中は2~3人でオペレーションする。売り上げ目標は、年間3億5000万円。ダイゼンの海野正行・常務営業本部長は「お客さまには、飲料や菓子など当社の低価格をアピールしていきたい。居抜き物件で初期投資を抑えているため、初年度から利益を出していきたい」と話した。
※2024年4月27日記事一部修正しました。共用駐車場には「青山」は含まれていませんでした。


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