札幌市中央区南14条西10丁目にある山鼻公園の一角で、札幌南警察署行啓通交番の建て替え建設工事が始まる。既に旧行啓通交番は解体されて更地になっており、2023年10月から建設工事が始まる。(写真は、行啓通交番の建て替え新築用地)

 行啓通交番は、札幌南警察署管内に14ある交番の一つ。山鼻公園の西側に石山通に面して建っていたが、老朽化のため2023年2月に閉鎖、解体された。同じ場所に建設される新しい行啓通交番は、敷地面積約29坪(96・74㎡)、建築面積約9坪(29・90㎡)、鉄筋コンクリート造4階建て、延べ床面積は約31坪(103・33㎡)、建築物の高さは12・525m。着工は、2023年10月1日となっている。建築主は、警察共済組合北海道支部(札幌市中央区)、設計は北海道建築総合研究所(同市西区)、監理は北海道警察本部総務部施設課(同市中央区)、施工は未定。

 行啓通交番がある山鼻公園は、面積約1912坪(約6300㎡)の街区公園。1881年から山鼻屯田兵村の練兵場の一部として使用された場所で、園内には1894年に建立された山鼻兵村開設碑がある。交番は平屋建てや2階建てが多いが、建て替えられる行啓通交番は4階建てになる。


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