JR苗穂駅北口から大型商業施設「アリオ札幌」まで延びる、全長約200mの空中歩廊。開通したのは、2021年3月4日だった。それから、半年以上が経過しているが、「アリオ札幌」まで全通していない状態が続いている。いつになったら全通するのか、「宝の持ち腐れ」状態は越年するのだろうか。(写真は、「アリオ札幌」モール2階に入る直前でシャッターが降りたままの空中歩廊)

 この空中歩廊は、屋根付きの全天候型で、幅3m。苗穂駅の自由通路2階部分からと「アリオ札幌」を結び、途中で地上27階建てマンション「ザ・グランアルト札幌苗穂ステーションタワー」の2階部分へ繋がる歩廊と枝分かれしている。空中歩廊を設置したのは、マンション開発を行った大京(本社・東京都渋谷区)と住友不動産(同・同都新宿区)、JR北海道(同・札幌市中央区)で、マンション建設工事の一環として整備した。

 既にマンションの入居が始まっているほか、同時に整備された空調歩廊直結の商業業務棟2階に入った「北洋銀行東苗穂支店」も営業を開始しているが、「アリオ札幌」2階に繋がる寸前でシャッターが閉まったまま。空中歩廊の利用者は、設置されている階段で一旦1階に降りてからJR苗穂駅側入り口から入らなければならない。車椅子利用者はそのことを事前に知らなければ引き返さなければならない。雨や雪、風がしのげる空中歩廊の良さが、最後の最後で発揮できていない。

 アリオ札幌の担当者は、「お客さまからの要望も多く、利便性も向上するので、当施設としては早く開けてほしいのが本音。ただ、本社からの意向がなく、いつ全通するのかは未定としか言えません」と話す。開けられない理由は、本社マターで当該施設には届いていないようだ。ストレスフリーの空中歩廊に残るストレスは、越年やむなしなのか。


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