まるで蛇のように湾曲して伸びる造形物が姿を見せてきた。JR苗穂駅から大型ショッピングセンター「アリオ札幌」に伸びる空中歩廊。長さはおよそ150m、苗穂駅北口で進む再整備の一端を示すアクセントとして市民の目をひきつけている。(写真は、苗穂駅から「アリオ札幌」まで伸びる建設中の空中歩廊=右の建物は「さっぽろ病院」、左の建物は「ザ・グランアルト札幌 苗穂ステーションタワー」)

 2018年11月に現在地に移転して開業したJR苗穂駅。目下、北口と南口で開発が進んでいるが、先行しているのが北口。病院、マンション、商業・業務施設、サービス付き高齢者向け住宅の4棟が計画され、既に9月28日に医療法人社団我汝会「さっぽろ病院」が新築移転開業した。

 マンションは、大京(本社・東京都渋谷区)と住友不動産(同・同都新宿区)、JR北海道(同・札幌市中央区)が手掛ける「ザ・グランアルト札幌 苗穂ステーションタワー」で、現在、建設中。地上27階建て、300戸の高層マンションとなり21年3月から入居が始まる。商業・業務棟とサ高住の建設も進んでいる。

 こうした建物が北口整備の象徴として注目されるが、見逃せないのがこれらの建物を空中で結ぶ通路。病院はあいにく結ばれていないが、マンションや商業・業務棟は苗穂駅と「アリオ札幌」までが結ばれる。天候を気にせずに歩ける長さ約150mの造形物は、苗穂駅を出てカーブ描き、「アリオ札幌」に到達する。この空中歩廊の竣工予定は21年1月。マンションへの入居が始まる前で、北口整備の完成に向けたプロローグとなりそう。

 空中歩廊と言えば、JR琴似駅周辺開発で整備された「琴似空中歩廊」がある。こちらは総延長1㎞。琴似の長さに及ばないものの、苗穂駅の南口再開発で建設中のマンションも空中歩廊で結ばれるため、駅の自由通路と北口の空中歩廊と合わせれば300mを超えそうだ。


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