北海道で初めて起きた震度7の胆振東部地震。被害が大きい勇払郡厚真町では懸命の救出作業が続いている。道内全域の停電は徐々に解消、8日中にはほぼ全戸供給ができるようになる。日常生活がゆっくりと戻ってきているが、停電による物流停滞や食品製造の停滞でスーパーやドラッグストアでは一部商品の品切れが続出している。停電解消でも後遺症は続きそうだ。20180907_142841
20180907_150712(写真は、商品が売り切れた棚)

 地震発生の朝からスーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアには食品や乾電池、ウエットテッシュなどを買い求める客が並んだ。停電のため商品を店舗入り口に置いて対応するなど、各社のスピーディーな対応は、道民の不安や動揺を鎮める効果もあった。

 停電が解消した地域では、店舗内への入場制限で店内が混み合うのを避け、客がゆっくりと買い物できるようにするなど配慮も行き届いていた。

 一方で、一部商品や惣菜類は品切れ状態。例えば乾電池は、単3は在庫があっても単1や単4は売り切れるなどバラツキがある。また、赤ちゃん用品や栄養食品などの品切れも目に付いた。

 日常生活がゆっくりと戻り始めているが、災害を通して道民の助け合い精神が、随所に現れているのも事実。北海道は3代、4代前に全国各地から移り住んで来たひとたちが多い寄せ集めの土地柄。厳しい自然の中で助け合いの精神が育まれた。大地震の大きな被害を道産子の助け合う風土で乗り越えたいものだ。


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