食品スーパーのダイイチ(本社・帯広市)は、2024年1月中に「ダイイチ平岸店」(札幌市豊平区平岸1条12丁目1-35)にインストアベーカリーを導入する。食品スーパーでは、インストアベーカリー部門は不可欠な売り場となっており、ほぼ1年ぶりに復活させ、利便性を高める。(写真は、「ダイイチ平岸店」)

「ダイイチ平岸店」は、2021年11月6日にオープンした店舗。当初は、インストアベーカリーに北海道産小麦を使用した、パン製造販売のRIN(本店・北広島市)が展開する「小麦工房RIN」を導入していた。RINは、2018年から北海道産小麦を使った菓子・惣菜パンやハード系パンの製造販売を始め、本店の「大曲店」(北広島市)の出店以降、札幌市や江別市に店舗を増やしていった。「小麦工房RINダイイチ店」は、「RIN」で初のスーパー内店舗だった。

 しかし、「RIN」の社長が強盗事件で逮捕され、店舗は廃業に追い込まれ、「小麦工房RINダイイチ店」も2022年11月頃から閉鎖された。以降、ダイイチは他の店舗にある、インストアベーカリーで製造したパンを持ち込んで販売していたが、2024年1月中にレフボン(本社・札幌市西区)によるベーカリー売り場を導入することにした。

 レフボンは、「コープさっぽろ」や「ホクレンショップ」などの店舗でインストアベーカリー54店舗を展開。また、「ダイイチ」の「白石神社前店」(札幌市白石区)や「八軒店」(同市西区)をはじめ、旭川市と帯広市の計7店舗でも展開している。食品スーパーでは、インストアベーカリーが不可欠な品揃えとなっており、「ダイイチ平岸店」は、約1年ぶりに同部門を復活させる。
※2024年1月15日読者の指摘により、記事一部修正しました。RINの閉店は2023年11月でした。


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