北海道中央バス(本社・小樽市)は、2023年8月19日で、石狩湾振興地域の石狩市新港中央1丁目にある「新港中央1丁目」バス停留所を廃止した。利用者がほとんどいなかったバス停が、ひっそりと消えた。
(写真は、「新港中央1丁目」バス停留所。奥の建物は、京セラコミュニケーションシステムが建設を進めている再生可能エネルギー100%で運営するゼロエミッション・データセンター、仮称「ZED石狩」)

 このバス停は、港通沿いにある石狩市の多目的スポーツ施設「サン・ビレッジいしかり」の近くで、バス停から200mほど北西側に行くと「セイコーマート新港中央店」がある。終点であり、始発駅でもあったバス停だった。路線は、地下鉄麻生駅からと地下鉄宮の沢駅からの2路線、2系統だった。

 麻生駅からは、花畔団地路線、系統「麻13」。宮の沢駅からは手稲路線、系統「宮47」。2系統とも、2002年12月1日に「花畔」から延長された。発車時刻は、「麻13」が平日19時13分、日祝日は18時38分。「宮47」は、平日19時38分、日祝日19時28分。各系統1日1便、計1日2便のバス発着があった。
「新港中央1丁目」停留所の廃止によって、2つの系統は、一つの前の停留所、「花畔」停留所の発着に切り替わった。利用者がほとんどいなかったこともあって、惜しむ人の姿もなく、ひっそりと停留所が消えた。


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