東京山喜(本社・東京都江戸川区)がFC(フランチャイズ)展開しているリユース着物最大手の「たんす屋」の「札幌店」が閉店した。12年間営業の終止符を打ったもので、「たんす屋」の店舗は北海道からなくなった。(写真は、閉店した「たんす屋札幌店」)

「たんす屋」は、東京山喜が1999年から開始した着物や帯の買い取り販売のリユース事業。FC店舗を全国に増やし、2000年には一般社団法人東京ニュービジネス協議会の第11回ニュービジネス大賞の優秀賞を受賞している。

「たんす屋札幌店」は、札幌市中央区南3条西2丁目の狸小路商店街2丁目南にあるリバティタワービルB棟1階で12年前にオープン。これまで営業を続けてきたが、11月27日をもって閉店した。「たんす屋」の店舗は関東を中心に全国100店舗を超え、リユース着物の店舗数としては全国一。ただ、「札幌店」の閉店によって北海道は無店舗地区になる。

 狸小路商店街では店舗の新陳代謝が活発で、閉店店舗の後継テナントは早く決まるケースが多い。リサイクル着物として一時代を終えた「たんす屋札幌店」の後に、どういう業種の店舗が出店するかで狸小路商店街の旬が見えてきそうだ。


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