イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、電子マネー「はこだてWAON」の利用金額の一部約198万円を寄付金として函館市に贈呈した。(写真は、11月19日に行われた「はこだてWAON」寄付金贈呈式。左から工藤壽樹・函館市長、出戸信成・イオン北海道副社長=イオン北海道提供)

 函館市とイオン(本社・千葉市美浜区)は、2014年10月に「協働のまちづくりに関する協定」を締結。市民が豊かに暮らし、夢や希望が溢れる未来のまちづくりに協働で取り組むことを目的にしている。その一環として、ご当地電子マネー「はこだてWAON」を発行、利用金額の一部を函館市に寄付、子育て支援事業に役立ててもらう取り組みを行っている。

 19年度(イオンの決算年度19年3月1日~20年2月29日)の寄付金額は197万5578円。11月19日、函館市役所6階会議室でイオン北海道の取締役副社長執行役員の出戸信成管理本部長が、函館市の工藤壽樹市長に目録を贈呈、工藤市長は出戸副社長に感謝状を贈呈した。寄付金は、子育てサロンの玩具購入や児童館のパソコン購入に活用される。14年度からの寄付金総額は、978万200円になった。「はこだてWAON」の発行枚数は5万9370枚(20年10月末現在)。

 イオン北海道では、市との協定の基づく活動として、今年度はイオン北海道店舗で函館市プレミアム付商品券・飲食券の引換、マイナンバーカード申請の出張受付を実施したほか、埼玉県の「イオンレイクタウン」(越谷市)で開催した北海道フェアに函館市が出展、観光の取り組みや地元物産品などをPRした。


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