DVD、CDレンタル業界再編の荒波をくぐって生き残ってきた屋号、「サンホームビデオ」がいよいよ消える。3月13日(日)、「サンホームビデオ江別店」(江別市向ヶ丘2-5)が22年間の営業を終了する。(写真は、「サンホームビデオ江別店」)

「サンホームビデオ」は、北海道、東北、関東を基盤にしていたレンタルショップチェーン、サンレジャー(本社・東京都中央区)が使っていた屋号。2005年8月にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、本社・東京都渋谷区)にフランチャイズ(FC)加盟、当時は112店舗「サンホームビデオ」があった。しかし、FC加盟によって、徐々に「TSUTAYA」に転換、「サンホームビデオ」の屋号は消えていった。

 DVD、CDレンタル業界は、日々刻々と変化する。サンレジャーは、2012年6月にワンダーコーポレーション(本社・茨城県土浦市)の子会社になり、2014年6月には、同じく子会社だったケイ・コーポレーション(本社・群馬県みどり市)と合併、Vidaway(ヴィダウェイ、同・横浜市瀬谷区)が誕生。現在、Vidawayは、北海道・東北に23店舗、関東に43店舗の合計66店舗を展開しているが、DVD、CDレンタルとしては「TSUTAYA」51店舗、「サンホームビデオ」1店舗の内訳。

 再編による屋号転換の中で、どうした理由からか、「江別店」のみが「サンホームビデオ」の看板で22年間の営業を続けてきた。そしていよいよ3月13日で閉店、再編の歴史を背負ってきた屋号が消える。なお、ワンダーコーポレーションは、札幌証券取引所アンビシャス市場に上場しているRIZAPグループ(本社・東京都新宿区)と2018年3月に資本業務提携している。



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