函館の千秋庵総本家「宝来町本店」リニューアル、2024年5月15日グランドオープン

経済総合

 キャンディ、キャラメル、チョコレート、クッキー、ゼリー、ケーキ、和洋菓子の総合スイーツ企業である、栄光堂ホールディングス(HD、本社・岐阜県大垣市)のグループ会社、千秋庵総本家(同・函館市)は、「宝来町本店」(同市宝来町9-9)をリニューアル、2024年5月15日(水)にグランドオープンさせる。(画像は、リニューアルした「千秋庵本家宝来町本店」のイメージ)

(写真は、リニューアル記念商品のスフレどらやき「ふくる」=上と「郷宝カステラ」)

 千秋庵総本家は、1860年創業の老舗菓子店。秋田藩士だった初代佐々木吉兵衛が、日米和親条約で開港した函館で、菓子を売り始めたのがルーツ。洋風文化がいち早く伝わった函館の地の利を生かし、生地に牛乳、バター、白玉粉、小麦粉を使った和洋折衷の「元祖山親爺」、道産小豆を使った「どらやき」など、和洋菓子の製造販売を続けてきた。2017年に、栄光堂HDの傘下になった。

 今回、「宝来町本店」の建物老朽化に伴いリニューアルを実施、これまでの物販のみからイートインスペースを設け、その場でも食べられるようにした。また、函館の老舗珈琲店「十字屋珈琲」の珈琲豆を使用したコーヒーのほか、和菓子に合う緑茶、ほうじ茶、抹茶なども提供する。リニューアルデザインは、有限会社スキーマ建築計画(東京都渋谷区)が手掛けた。歴史ある和菓子店として、建物正面の構えや伝統的な日本家屋の佇まいを残しつつ、レンガを用いることで和洋折衷を表現した。

 リニューアルオープンを記念して、新商品のスフレどらやき「ふくる」や道南七飯町の酒蔵、箱館醸蔵とのコラボ商品「郷宝カステラ」など、店舗限定商品を販売する。「ふくる」は、軽やかな食感のスフレ生地に、自家製の小豆粒餡と豆乳クリームを挟んだ新しいどらやき。1個税込み320円、消費期限当日限り。「郷宝カステラ」は、箱館醸蔵のお酒「郷宝」の酒粕と純米吟醸を使用、しっとりとした食感と華やかな香りが特徴。1個税込み300円、賞味期限21日。2024年4月29日から物販営業のソフトオープンをしており、同年5月15日9時30分にグランドオープンする。営業時間は18時まで。

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