じょうてつ(本社・札幌市白石区)は、JR札幌駅北口に同社初の本格的オフィスビル「J1札幌北口ビル」(同市北区北6条西4丁目2-7ほか)を竣工させた。JR札幌駅西口から徒歩1分という好立地を生かした、オフィスビルとして機能させる。(写真は、竣工した「J1札幌北口ビル」)

 建設場所は、ニッポンレンタカー札幌駅北口営業所跡地。この土地はじょうてつの所有だったが、これまで土地を賃貸していた。賃貸期間の終了を受けて自社利用に切り替え、北海道新幹線の札幌延伸など立地環境を生かしてオフィスビルを建設することにした。竣工した「J1札幌北口ビル」は、敷地面積150・65坪(498・04㎡)、地下1階、地上8階建て、鉄骨造、延べ床面積1012・23坪(3346・23㎡)、設計、監理はスカイ・サイト(札幌市中央区)、施工は東急建設(本社・東京都渋谷区)。
 1階(59坪=190・05㎡)はテナント階、2階(各85・94坪=284・11㎡)は事務所とテナントの複合階、4階から8階はオフィス階(4~5階各85・97坪=284・21㎡、6~8階各88・46坪=292・45㎡)。区画内に独立した柱がない自由度の高い空間で、1フロア最大7区画まで分割できる。天井高は2・7m、600mm角のグリッド式システム天井のため間仕切り変更が容易に行え、内装工事のコストと時間の削減が可能。

 定山渓鉄道をルーツにする東急グループのじょうてつは、バス事業と不動産事業を展開している。不動産事業では、分譲マンション「アイムシリーズ」と賃貸マンション「ドエルシリーズ」を中心に展開してきた。今後は、オフィスビル事業も戦列に加える。



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