イオン北海道(本社・札幌市白石区)は2023年10月25日、「マックスバリュ山鼻店」(同市中央区南10条西11丁目1-4)をオープンさせた。幹線道路の石山通沿いに立地しており、同社にとって中央区で5店舗目の食品スーパーになる。(写真は、デリカコーナー)
(写真は、水産売り場)

 店舗は2階建て。1階が駐車場(収容台数約70台)、2階が売り場。車の出入り口は、石山通側と西12丁目線側の2ヵ所。売り場面積は約527坪(約1740㎡)。1階から2階への動線として、エスカレーターとエレベーターが設置されている。

(写真は、専用オーブンで焼いたピザ各種)

 2018年8月に同社がオープンさせた、「マックスバリュ北1条東店」(中央区北1条東6丁目10-9)などとコンセプトが同じの都心型マックスバリュで、惣菜・デリカでの差別化と生鮮食品の付加価値を追求している。デリカ売り場では、町の洋食屋をイメージした「ふらいぱん亭」を導入、ハンバーグ、チーズ焼など4種類を揃え、インストアベーカリ売り場は、店内調理した焼きたてパンを豊富に品揃えしている。また、専用オーブンで焼いたピザや専用機器を使用したクロワッサン、江別産小麦を使用した食パンも揃えた。弁当類のパッケージには、環境に配慮して、ユーカリの木で作った紙トレーを使っている。

(写真は、ベーカリー売り場)

 農産、水産、畜産、日配品の各売り場では、ベースとなるスタンダードアイテムに加えて、セレクト商品を豊富に展開、選ぶ楽しさも盛り込んでいる。

 イオン北海道は、いわゆる都心型店舗として「マックスバリュ北1条東店」、「マックスバリュマルヤマクラス店」(南1条西27丁目1-1)を展開しており、MD(マーチャンダイジング=販売政策)の蓄積がある。道内大手3強の店舗イメージは、オーソドックスな「スーパーアークス」、アグレッシブな「コープさっぽろ」、両方を兼ね備えた「マックスバリュ」だが、今回の「山鼻店」はそうした展開に、これまで蓄積した都心型店舗のMDが組み込まれた戦略店舗となっている。
(写真は、冷凍食品売り場)※写真はいずれもイオン北海道提供。



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