イオン北海道(本社・札幌市白石区)が石狩市新港南2丁目9番4で建設を進めていた「イオン石狩PC」が竣工、8月中旬から順次稼働を始める。「イオン石狩PC」は、同社が初めて自社で運営する物流センターとプロセスセンターで構成。物流の効率化を図るとともに畜産、デリカ商品の製造を集中化、店舗の働き方改革を後押しする。合わせてコロナ下で需要が伸びている時短・簡便、ヘルシー食品のPB(プライベートブランド)生産の拠点とする。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。

(写真は、稼働を開始する「イオン石狩PC」)
(写真は、2階のデリカ製造ライン)

「イオン石狩PC」は、旧ダイエーが郊外大型店の建設用地として所有していた土地を、イオン北海道が19年6月に取得、20年4月から西松建設(本社・東京都港区)の設計施工で建設を開始していた。竣工した同PCは、敷地面積約3万6859坪(12万1636・6㎡)、建物は鉄骨造2階建て、延べ床面積約8351坪(2万7559・8㎡)。1階は低温物流センター(約5400坪=1万7820㎡)、2階はデリカプロセスセンター(約800坪=2640㎡)、畜産プロセスセンター(約1200坪=3960㎡)、共用スペースという構成。投資額は非公表。

 1階の低温物流センターは、東側に12ヵ所、南側に38ヵ所、北側に25ヵ所のバースがあり、常温帯や5℃帯、0℃帯に対応した保管室もある。商品入荷用にはコンベアを導入、商品仕分けも自動化を進めて効率性を高めるようにしている。

 2階のデリカプロセスセンターには、漬け込みのライン、唐揚げのライン、フライのライン、蒸し物のラインがあるほか、和惣菜のラインなどがある。米飯類は扱わない。2階には、店舗配送用のプラスチックコンテナの洗浄ラインも設置。1日で1万3000個のプラスチックコンテナを全自動で洗浄できるクレオ(本社・東京都中央区)の大型システムで、北海道では最大の洗浄システム。物流センター、プロセスセンターともに業務委託先との協業体制を取り、約300人が従事する。
(写真は、2階の大型の全自動プラスチックコンテナ洗浄システム)
(写真は、1階の商品入荷用コンベア)

 物流センターは、8月18日(水)から、デリカ、畜産のプロセスセンターは同月24日(火)から稼働する。イオン北海道の笠島和滋取締役常務執行役員商品本部長は、「このPCを新たなエンジンとして、地域独自の商品やニーズが拡大している時短、簡便、ヘルシー、健康に関連する商品開発を進める。また、集中生産による効率化、店舗へのアウトパック供給の拡大によって各店舗の品揃えレベルの向上を図る。さらに物流センターも併設しているので、プロセスセンターで製造した商品をここでピッキングでき、配送の物流コストを削減することが可能になる」と話した。初年度は、全168店舗の3分の1、約54店舗に商品供給、25年には全店舗に対応できるようにする。
(写真は、「イオン石狩PC」の全景)


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