イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、2024年4月26日(金)に「イオン余市店」(余市郡余市町黒川町12丁目62-1)をリニューアルオープンさせる。地元特産品の品揃えを増やして、地域密着展開を強める。(写真は、「イオン余市店」)

「イオン余市店」は、1992年10月に旧「ニチイ余市店」を移転、「余市サティ」としてオープンした店舗。その後、2002年5月に「ポスフール余市店」になり、2011年3月に現在の店舗名になった。開業から30年が超えた2023年10月に、2階のくらしの品フロアを中心にリニューアルを行い、ゲームやホビー、書籍などを1ヵ所に集積して「カルチャー売り場」を構築するなどした。

 今回のリニューアルは、それに続くもので、1階の食品フロアを中心に化粧品売り場と花売り場のリニューアルを行う。食品フロアの農産売り場では、余市郡赤井川村の有機グリーンアスパラガスや有機ホワイトアスパラガスを新たに揃え、地産地消につなげる。水産売り場では、余市港や小樽港で水揚げされた魚だけを使った地場刺身盛りを新たに導入、春はニシンや桜マス、夏はウニやヒラメといった季節ごとの水産物を使った刺身を提供する。畜産売り場では、小樽市銭函の「共栄食肉」のジンギスカン、ホルモンをコーナー化、地元のブランド豚「北島豚」も揃える。

 日配品売り場では、余市郡仁木町のスイーツ専門店「仁木ファーム」のアップルパイやプリン、虻田郡ニセコ町の「ニセコチーズ工房」のチーズ、岩内郡共和町の老舗菓子店「本間製菓」のらいでん団子、黒糖べこ餅など地元で人気のある商品を充実させる。リカー売り場では、ワイナリーが多い地元のワインをコーナー展開、余市リキュールも新たに導入する。

 惣菜売り場では、日高昆布だしを使用した、オリジナルの店内手づくり「だし巻き玉子焼」を新たに販売、冷惣菜商品「いろいろプラス」シリーズも新導入、具材の量にこだわった「具だくさん巻寿司」や「握りセット」も販売する。インストアベーカリー売り場もリニューアル、江別産小麦を使ったパンや専用オーブンで焼き上げた手伸ばしピザ、菓子パン、バーガーサンドなど約60酒類を販売する。さらに冷凍食品売り場もスペースを広げ、「個食おつまみ」を新導入する。セルフレジを5台追加導入、支払いセルフレジ4台(精算機9台)も新たに取り入れてレジ待ち時間の短縮を図る。

 化粧品売り場では、アジアンコスメの商品を拡大、医薬品の品揃えも増やす。また、靴売り場を2階直営フロアに展開する。敷地面積は約7454坪(約2万4600㎡)、延べ床面積は約4151坪(約1万3700㎡)、駐車台数は約550台。営業時間は、1階食品売り場が8時~21時、その他の売り場は9時~21時。


77人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。