街並みが変わる速度は速い。昨年7月に閉店した札幌・南郷通沿いのハンバーグ、ステーキの「ステーキ宮南郷通店」跡地に、「ローソン札幌本通二十一丁目店」が13日オープンした。コロナの影響もあって閉店した外食店舗は早々に取り壊され、新たに登場したコンビニ店舗。変化した街並みは、新しい街の活気をつくっていく。(写真は、5月13日にオープンした「ローソン札幌本通二十一丁目店」と「コインランドリーカラフル本通21丁目店」)

 オープンした「ローソン札幌本通二十一丁目店」(札幌市白石区本通21丁目南1番1号)は、有限会社大丸商事(留萌市)が展開するコインランドリー「カラフル本通21丁目店」との一体型店舗。ローソン店舗は、ローソン(本社・東京都品川区)が一昨年から導入を開始している新型の店舗。入り口を入ると商品の棚が奥に向かって縦方向に並び、正面奥にレジ、その横にセルフの惣菜コーナーが配置されている。セルフ惣菜コーナーは「からあげクン」やコロッケ、焼き鳥などが並べられ、お客自身がケースを開閉して商品を取り出す方式。こうした新型店舗は、北海道でも昨年から導入されており、今度の新店でも導入された。

 併設している「カラフル」は、燃料販売の大丸商事が展開する「ガス屋さんのコインランドリー」がキャッチフレーズで、本社事務所に隣接した「留萌花園店」に次ぐ2店舗目になる。

 この場所では昨年まで「ステーキ宮」の店舗があった。それ以前も別のファミリーレストランが入っていたようで、建物はいかにもファミレス然としていた。周囲に溶け込んでいた建物は、昨年末から今年初めにかけて解体され、新たにコンビニとコインランドリーの一体型建物が建設された。1年も経たぬ間に街並みの印象は変わった。新たな土地の空気感が生まれ始めている。



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