今年2月に札幌の経済人などによって設立された「さっぽろ芸妓育成振興会」は、新人芸妓を募集している。札幌の芸妓文化の伝承と観光振興を通じて地域経済活性化の担い手になってもらうのが目的。募集は若干名。!cid_12AE8762-2E5C-4A46-B4DB-CC9B3998C7BF(芸妓文化の伝承が急務になっている=写真 札幌商工会議所提供)

 札幌にはかつて300人を超える芸妓がいたが、時代とともに減り現在は10人しかいなくなっている。「さっぽろ芸妓育成振興会」は、今や消滅寸前の伝統文化と技能を後世に伝えていくために今年2月22日に設立された。これまでパンフレットの作成や専用ホームページの開設などを行ってきたが、今回新人芸妓を広く募集することにした。

 応募資格は、札幌の芸妓文化を伝承できる明るく元気な女性で学歴、資格、経験は問わない。年齢は18歳以上。審査員の面接を行って合否を決める。

 合格すると新人研修として先輩芸妓が化粧、着付け、踊り、三味線、唄の指導を行うほか、帯や着物等支度品購入経費として30万円を助成、また養成期間中の3年間は1ヵ月10万円を助成する。事務局は札幌商工会議所国際交流・観光課内。ホームページから応募できる。https://www.sapporo-cci.or.jp/geigi/recruitment/


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