アークス(本社・札幌市中央区)、マックスバリュ北海道(同・同)、北雄ラッキー(同・同市手稲区)の札幌に本社を置く上場食品スーパー3社の11月度売上高前年比が出揃った。暦の関係で今年の11月は日曜日が昨年より1回少なかったため、週末に売上げが増える食品スーパーにとって勢いを欠く結果になった。IMG_1712(写真は11月12日にリニューアルした釧路市のザ・ビッグ春採店。マックスバリュ北海道提供)

 アークス(ラルズ、道北アークス、道南ラルズ、道東アークス、福原、東光ストア、ユニバース、ベルジョイス)の全店売上高は、前年同月比100・7%、既存店売上高は同99・2%だった。全店売上高は台風や豪雨の影響で落ち込んだ8月以来の低い伸び率だった。既存店の前年割れは9月に続くもので、2017年2月期で既存店の前年割れは5回目になった。
 客数も全店が同99・1%、既存店は同97・8%で振るわなかった。客単価は、全店が同101・6%、既存店は同101・5%だった。

 マックスバリュ北海道の売上高は、全店が同106・1%、既存店は同106・4%だった。上期(2016年3~8月)の既存店伸び率は103%だったが、下期(9月~2017年2月)に入ってから伸び率が上昇傾向で11月も各社が伸び悩む中、健闘した。日曜日は昨年より1回少なかったが、同社の販促日である「火曜市」が1回多かったことも伸びにつながった。

 北雄ラッキーの売上高は、全店が同97・2%、既存店は同99・5%だった。日曜日が1回少ない影響を受けて前年割れとなったが、各部門ともに順調に売上げを伸ばした。衣料部門は前年同月を超え、全体でも計画数値は上回っている。客数は、既存店が同97・9%、客単価は既存店が同101・1%になった。



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