マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)の2015年3~8期は、売上高が前年同期間比105・2%の510億9700万円になったが、新規2店舗の出店コストや既存店舗の活性化投資の負担が増えて営業利益は同72・4%の4億900万円、経常利益も同78・3%の4億4700万円、純利益は減損損失3億円計上など特別損失が響き9000万円の損失だった。売上高経常利益率は、0・87%、前年中間期よりも0・38ポイント低下した。IMG_7695(写真は、8月28日にオープンした苫小牧市のマックスバリュ弥生店。苫小牧市内の全戸にチラシを配布して来客増に繋げた)

 新規出店は7月に「マックスバリュ沼ノ端店」、8月に「マックスバリュ弥生店」といずれも苫小牧市内で同市内は合計7店舗とドミナント化、新たに商品部も設置した。既存店の活性化は、3月に「マックスバリュ滝川店」、4月に「マックスバリュ北32条店」、5月に「マックスバリュ深川店」と「マックスバリュエクスプレス新道店」、6月に「ザ・ビッグエクスプレス栄町店」の5店舗で実施した。
 
 販促面で電子マネーWAONの会員拡大を継続実施して前年中間期比102・8%の来店客増に繋げたほか、「お客さまわくわくデー」(5日、15日、25日)の展開、今年度から始めた毎月の旬の食材を薦める「イチオシ商品」企画で客単価も上昇(同102・4%)した。
 
 売上総利益は113億4500万円と前年中間期より4億円増えたが、店舗投資に加えて電気料金アップ、事業承継費用など販売費及び一般管理費が5億6000万円増えたことが減益要因になった。
 
 下期は、ダイエーのグルメシティ6店舗とダイエーマルヤマクラス店(札幌市)の計7店舗を承継したことにより通期の売上高は1040億円、営業利益は15億5000万円、経常利益は16億円、当期純利益は4億5000万円を想定している。なお、10月1日に承継したいちまるの14店舗売上高は現在精査中としている。


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