協同組織金融機関の信用組合を社会に広く知ってもらうため毎年9月3日(しんくみのくみをもじったもの)を挟んだ1週間を「しんくみの日週間」として全国の信組が様々な社会貢献活動をしているが、十勝信用組合(本店・帯広市)は道内6信組を代表して「しんくみピーターパンカード」の利用で集まった支援金のうち道内分25万円を社会福祉法人帯広社会福祉協会「つつじヶ丘学園」に寄付した。P9030073_Trim(写真は3日に行われたピーターパンカード寄附金贈呈式での十勝信組高橋克広理事長=右とつつじヶ丘学園の田本憲吾理事長)

「ピーターパンカード」は、ピーターパンの著作権者で難病や障害を持つ子どもを支援している英国グレート・オーモンド・ストリートこども病院が同様の活動をしている財団法人日本児童家庭文化協会の活動に共鳴して同協会にピーターパンの著作権の使用を許諾、その協会がオリエントコーポレーション(東京)との間で、障害や難病と闘っている子どもたちを支援する目的のピーターパンカードを発行する契約を1993年に結んだことから発行が始まった。
 
 信用組合の全国組織である全国信用協同組合連合会は、オリコと契約して94年から社会貢献活動の一環として「しんくみピーターパンカード」を全国の各信組で取扱い始めた。このカードを使って買い物をすると利用額の0・5%相当がカード利用者の負担なく寄付金として障害や難病と闘っている子どもたちや家族の支援に供される。
 
「しんくみピーターパンカード」の利用で集まった支援金は、2001年まで全額をオリコが日本児童家庭文化協会に寄付していたが、02年以降は各地域の信組業界が各地域の社会福祉団体等に寄付することになった。今年、道内6信組の扱っている同カードの利用で集まった半期分25万円を当番窓口である十勝信組がつつじヶ丘学画に寄付した。
 
 贈呈式は3日、同学園内で行われ、十勝信組の高橋克広理事長が同学園の田本憲吾理事長(元帯広市長)に目録を手渡した。同学園では子どもの生活支援の一環としてプロジェクター機材の購入に充てる。


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