アークス(本社・札幌市中央区)グループの福原(同・帯広市)は、河東郡鹿追町の然別(しかりべつ)湖畔にある「ホテル福原」を売却する方針だ。福原はスーパー事業を開始した1960年から5年後に同ホテルを開業、ホテル業に進出した。創業事業の一つであるホテル業を廃業してスーパー事業に集中する。IMG_5631(写真は、然別湖畔にある「ホテル福原」)

「ホテル福原」は、65年に然別湖畔に開業、当時は客室数12室、定員48人だった。その後、80年に新館、90年には新館を建て直している。然別湖を正面に望む温泉旅館として通年で利用客がある。施設は3館に分かれ、部屋数は和室8~10畳が合計105室。10畳の和室2部屋の特別室も4室ある。

 施設は、現行の耐震基準に対応できていないため今年3月21日から全面休館。当初は建て替えを検討していた。ただ、建て替えには多額の資金が必要で、経営資源をスーパー事業に集中させた方が得策と判断、売却することにした。

 然別湖は大雪山国立公園に指定され、「ホテル福原」ともう一軒のホテルのみの営業が認められている。既存施設の建て替えは可能だが、新規のホテル建設はできない縛りがある。
 福原は現在、道内企業と売却に向けた調整をしている。


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