旭川市内から「自遊空間」が撤退する。コミック、インターネットをはじめとする複数コンテンツを提供している「自遊空間」だが、旭川進出から13年で「旭川永山店」、「旭川大町店」を閉店する。
(写真は、8月24日で閉店する「自遊空間旭川永山店」=上と「自遊空間大町店」)

「自遊空間」は、東京証券取引所ジャスダック上場のランシステム(本社・埼玉県狭山市)が直営・フランチャイズ(FC)で全国149店舗を展開している24時間のインターネットカフェ。北海道には14店舗があるが、そのうち「旭川永山店」(永山3条11丁目1ー6)と「旭川大町店」(大町1条3丁目4ー13)の2店舗が8月24日(月)午前8時で閉店する。

 2店舗は、2007年6月30日に東証ジャスダック上場のフジタコーポレーション(本社・苫小牧市)がFC出店した。「自遊空間」は、娯楽の多様化や厳しい競争環境に加えてコロナの影響を受け利用が鈍っている。自動入退場システムなどを取り入れた「セルフ化店舗」への転換や新たな快適空間の創出などに取り組んでおり、道内店舗のうち、「セルフ化店舗」を6店舗とするなど生き残り策を進めている。

 そうした中、フジタコーポレーションは旭川の2店舗撤退を決めた。12年10月に北海道に進出してきた快活フロンティア(本社・横浜市都筑区)の「快活CLUB」は、現在道内に14店舗を出店、そのうち旭川市には「旭川永山店」(永山7条4丁目4ー14)を16年7月にオープンさせている。「自遊空間」の閉店により、インターネットカフェの道内店舗数で「快活CLUB」が逆転した。



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