2020年の最後の日を迎えた。年頭の誓いが、コロナによって打ち砕かれた読者も多いことだろう。経験したことのない環境に戸惑い、迷い、決められない歯がゆさに向き合わざるを得なかった。そんなコロナ時代の中、今年も本サイトは多くの経営者インタビューや講演録を記事にしてきた。この状況下、大いなるヒントが含まれている言葉も多かった。「心に残るリアル名言集」を抜粋して掲載する。(写真は、アインホールディングス・大谷喜一社長)

●3月26日 【テーマインタビュー】ニセコは新型コロナをどう乗り越える~「杏ダイニング」前田伸一さん

「どんな要素があれば(お店に)来てもらえるのか。(コロナ禍で)それを本気で考えるきっかけにしなければならない。答えの一つは、頑固おやじのラーメン屋と同じような要素をつくること。そういう店に行くのは、スープや麺が美味しいということもありますが、そこの頑固おやじや、店の雰囲気が好きだからというのもあると思う。簡単に言ってしまうと店の空間づくりになってしまいますが、あの人がいるから行くとか、ビジネスに繋がるから行くというように、多くの人にとって行く理由のあるお店を作らなければいけない」
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●3月31日 「DZマート」ダイゼン柴田貢社長に直撃質問③小型店はコバンザメですか?

「私たちは、ある意味でSM(スーパーマーケット=食品スーパー)と共存するコバンザメのような存在です。SMがなくなってしまったら私たちも商売ができなくなってしまう。少ない酸素でも生きていけるような効率的な商売を目指しています。大事なことは、お客さまが『○○を買うならDZマート』と思ってくれること。今は、『飲料を買うならDZマート』と思ってくれていますが、今後さらに『○○』を増やしていくことが私たちの生きる道だと考えています」
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●4月18日 もの悲しさ募る札沼線85年の終焉、最終列車に華はなく

「ラストランとは違う形になったが、私は今日の空のように月形町の決断は間違ってなかったと思われる町づくりを今日からしっかりやっていきたい。札沼線が月形のために一生働いてくれた思いをしっかりと未来へ語り継いでいきたい。本当に、本当にありがとうございました」(上坂隆一・月形町長が石狩月形駅のホームで述べた言葉)
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●4月1日 【テーマインタビュー】ニセコは新型コロナをどう乗り越える~NAC代表取締役ロス・フィンドレーさん

「みんなそれぞれ違う考え方だと思うが、私は苦労を乗り越えるというよりもチャレンジする姿勢が必要だと思います。私はスポーツが大好きで、今でもスキーの選手をしていますが、トレーニングも好きなので苦労と感じたことはありません。勝っても負けてもチャレンジすることが大好きです。ビジネスでも同じ考え方ですが、ここまで長く会社をやっていると疲れることは疲れます。でもそれを苦労とは考えていない」
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