北海道ファミリーマート(本社・札幌市中央区)は電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)の急速充電器を札幌市厚別区内の南郷通り沿いにある「札幌大谷地西1丁目店」に設置、23日から利用できるようにした。順次、札幌市内や江別市内、函館市内の幹線道路沿いにある計14店舗に導入していく。IMG_2008(写真は、EV用の急速充電器(左のスタンド)が設置されたファミリーマート札幌大谷地西1丁目店)
 
 本体のファミリーマート(東京都豊島区)は、全国約900店舗にEV用急速充電器を設置しており、EV所有者の充電インフラとして活用、約30分程度の充電時間を利用した“ついで買い”を促したり、飲食スペースを設置して利便性を高めたりしている。
 
 北海道ファミリーマートは、本体が進めているジャパンチャージネットワーク(横浜市西区、住友商事や日産自動車が出資)と連携して道内店舗にもEV用急速充電器を設置することにした。設置費用は通常なら約500万円必要だが、国の補助事業として3分の2、自動車メーカー4社による補助として3分の1が賄えるため本部や加盟店の持ちだしはない。ただ、駐車スペース2台分の設置スペースが必要。
 
 充電サービスは、各自動車メーカーの充電サービス会員、日本充電サービス会員のユーザーに対してカード認証によるセルフ充電方式。利用料金は各カード発行元が設定するプランにより異なる。
 
 北海道ファミリーマートがEV用急速充電器を設置するのは、札幌大谷地西1丁目店に以外に、札幌円山西町店(中央区)、札幌屯田8条店(北区)など札幌市内12店舗、江別市の大麻ひかり町店、函館市の函館赤川1丁目店の合計14店舗。いずれも24時間営業の店舗。
 
 道内でEV用急速充電器を設置しているのは、自動車ディーラーなどが中心だが、流通業界では北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)が札幌市内やその近郊、道東、道北の合計17店舗に設置している。
IMG_2011 (札幌大谷地西1丁目店に設置されたEV用急速充電器)


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