北洋銀行(本店・札幌市中央区)は、円山社宅(同市同区西28丁目)を解体、更地にして売却する。すでに入札を実施、1社が優先交渉権を得て最終協議を行っている。合意すれば9月半ばには正式に売買契約を取り交わす。IMG_6761(写真は、北洋銀行円山社宅跡)

 北洋銀行円山社宅は、1998年に営業譲受した北海道拓殖銀行の社宅を引き継いだもので、4階建て2棟。老朽化したことなどから取り壊して土地を売却することにした。6月から解体工事に取り掛かっており、8月末までに工事を終了して更地にする。土地面積は約3165㎡。

 先に実施した入札で優先交渉権を得た道外の1社が最終協議を行っている。「社名や売却予定金額などは非公表」(北洋銀広報)としている。業界関係者によるとM不動産、T不動産の名前が挙がっているが、M不動産が有力とみられている。
 
 大通西28丁目の住宅地は市の地価公示によると㎡単価26万3000円。坪単価は86万7900円となっているが、不動産関係者は「坪100万円以上はする」と言う。用途地域は、第一種中高層住居専用地域だが、北海道神宮の風致地区で高さは15mの制限がある。


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