回転寿司のあきんどスシロー(本社・大阪府吹田市)が「札幌山の手店」を7月27日にオープンさせた。出店場所は、旧北欧パンの工場とパンの博物館が建っていたところ。スシローの道内店舗は10店舗になった。IMG_6592 (2)(写真は、7月27日にオープンしたスシロー札幌山の手店)

 札幌市西区山の手6条1丁目の北5条手稲通沿いにかつて建っていたのが、旧北欧パンの工場とパンの博物館。琴似発寒川の川べりにあった3階建ての建物は、バブルの時代に一世を風靡した「北欧パン」の拠点だった。

 その北欧パンもバブル崩壊後は負の遺産を抱えて破綻状態になり、そのまま現在もペーパー上の会社は残っている。事業そのものは紆余曲折を経て創業者の長男が継続しており、パン工場は他に移して暖簾の再興を期している。

 数年前から空き状態だった旧北欧パンの建物は、昨年9月に土地所有者が解体に着手。12月ころには更地になり、今年4月からスシローの店舗建設が始まっていた。

 新しい建物が建つと、以前の建物の記憶が遠のくのが常。真新しいスシローの店舗は、旧北欧パンの残像を上書きするように消していく。バブル期から時間が止まっていた琴似発寒川に架かる発寒橋周辺は、ようやく新しい時間を刻み始めた。



14人の方が「この記事が参考になった」と言っています。