2019年9月末に閉店した「イトーヨーカドー恵庭店」(恵庭市恵み野西2丁目1-1)の土地建物を、「恵み野病院」を運営する社会医療法人北晨会(恵み野西2丁目3-5)が取得した。取得日は2022年2月17日。(写真は、旧「イトーヨーカドー恵庭店」)

「イトーヨーカドー恵庭店」は、1982年に「恵み野駅」開業に合わせてオープンした総合ス―パー。建物は3階建て一部5階建てで、「イトーヨーカドー恵庭店」は1階の全フロアを利用して営業していた。オープンから37年が経過した、2019年9月29日に営業を終えた。その後、後継テナントとして「ドン・キホーテ」や「イオン」が取り沙汰されたが、閉店後も空き店舗状態が続いていた。

 土地建物は、1982年8月にノルテコーポレーション(札幌市中央区)が取得していたが、2006年9月にDB信託(東京都千代田区)が信託受託者、CapitaRetail IYE特定目的会社(同)が信託受益権者に、2011年10月には三菱UFJ信託銀行(同)が信託受託者、エーエフファイブ特定目的会社(同)が信託受益者になり、2017年9月に新生開発(札幌市豊平区)が信託財産を引き継ぎ、所有権者になった。

「イトーヨーカドー恵庭店」の閉店後、新生開発は土地建物の売却先を探していたが、閉店から3年目に入った今年2月、北晨会が取得した。北晨会は、1986年5月に開院した「恵み野病院」(恵み野西2丁目3-5)を運営しているほか、「恵庭クリニック」、「恵み野ケアサポート」、訪問看護ステーション「はあと」、ヘルパーステーション「あい」などを展開している。


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