恵庭市恵み野西2ー1の「イトーヨーカドー恵庭店」が年内にも閉店する見通しだ。同店については2015年9月にイトーヨーカ堂(本社・東京都千代田区)が打ち出した全国40店舗閉店の対象と見られていた。閉店になれば今年1月20日に閉店した「釧路店」に続くものとなる。(写真は、閉店を検討している「イトーヨーカドー恵庭店」)

「イトーヨーカドー恵庭店」は、1982年にオープン。JR恵み野駅東側に位置しており3階建て一部5階建ての建物の1階ワンフロアを利用した店舗。駅の西側には15年4月に大和リース(本社・大阪市中央区)が手掛けた複合商業施設「フレスポ恵み野」がオープン。イトーヨーカ堂と資本業務提携をしている食品スーパーの「ダイイチ恵み野店」のほか「ケーズデンキ恵庭店」、「DCMホーマック恵庭店」のほか専門店が集積、周辺の集客競争が激しくなっている。

 セブン&アイ・ホールティングス(同・東京都千代田区)は、「閉店は検討しているが時期は決まっていない」(広報)としている。また、3年前に土地建物の信託財産を引き継いだ事実上の所有者である新生開発(札幌市豊平区)は、「(閉店時期に関しては)何も言えない」と話している。


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