札幌市東区本町に、24時間年中無休の冷凍生餃子無人販売所がオープンした。冷ケースから商品を取り出して代金を支払い、持ち帰るまでセルフ購入ができる。ウィズコロナ時代に対応した非接触型のサービスとして注目される。
(写真は、北海道餃子研究所の無人販売所)

 無人販売所があるのは、東区本町2条5丁目6-12、坂野コーポ1階。環状通沿いにあって、回転寿司「スシロー札幌苗穂店」と近接しており、店頭に掲げられた「北海道餃子研究所」「無人直売所」の看板が目印となっている。店舗は約10坪の広さで、30個入りが1セットになった冷凍餃子がリーチインの冷ケースに入っている。購入者は、そこから冷凍餃子を取り出して代金(1セット税込み1000円)を料金箱に投入するだけ。郊外に行けばよくある農家の直売所のような仕組み。

 この冷凍生餃子は、東京のミシュラン一つ星の和食店で修業した料理人と札幌のラーメン店「札幌豚研究所」(豊平区西岡4条8丁目4-1)の店主がタッグを組んで開発したもの。味わい深い豚の旨味とキャベツをふんだんに使っている。運営は、店名と同じ北海道餃子研究所(札幌市東区)。購入者は、商品1個につき保冷剤2つを無料で利用でき、保冷バッグ(有料)も備えている。

 対面販売ではないため、買い物時間は数十秒で簡単に済ますことができ、人と接触することなく購入できる。北海道餃子研究所では、「24時間非接触で好きな時に購入できるため、家庭や友人との餃子パーティーや手土産などにも最適」とPRしている。



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