苫小牧市新開町4丁目2番4で、苫小牧民報社(本社・苫小牧市)の貸店舗建設が始まった。国道36号線沿いの商業施設が集積しているゾーンの一角。周辺にはない新店舗が入るのか、周辺の既存店舗が移転リニューアル出店をするのか、地域の関心を呼んでいる。(写真は、建設が始まった苫小牧民報社の貸店舗)

 貸店舗の建設地は、苫小牧民報社の印刷工場だった「苫民プレスセンター」跡地。同センターは、2004年7月に稼働したが、2020年10月に新聞印刷を毎日新聞北海道センター(北広島市大曲工業団地3-4)に委託、自社印刷を取りやめ役割を終えた。建物は2021年9月から解体工事に入り、2022年2月には更地になっていた。

 建設が始まった貸店舗の設計は一級建築士事務所大和ハウス工業北海道支社(札幌市東区)とウエル・ユーカン(本社・広島市)、監理は一級建築士事務所大和ハウス工業北海道・東北監理一級建築士事務所とウエル・ユーカン、施工は大和ハウス工業北海道支社。工期は2022年2月22日から同年9月9日まで。店舗面積は約478坪(約1578㎡)。

 国道36号線の苫小牧市新開町1丁目・柳町1丁目から三光町2丁目・日の出町2丁目までの直線約3・7㎞は明野南通とも呼ばれているが、この区間は「イオンモール苫小牧」を核に、商業施設や自動車ショールーム、外食店などがズラリと並ぶ商業回廊。苫小牧民報社の貸店舗はどんな顔を持つ店舗が入るのか、建設の進展とともに期待感が高まっている。


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