「TSUTAYA」がまた閉店する。札幌市南区川沿15条1丁目1ー63にある「TSUTAYA川沿店」。「ユニクロ」や「ビッグハウス」と商業集積した店舗だったが、7月27日(月)をもって20年間の営業を終える。(写真は、7月27日で閉店する「TSUTAYA川沿店」)

「TSUTAYA川沿店」を運営しているのは、北海道エネルギーホールディングス(HD、本社・札幌市中央区)の子会社、北海道スクエア(同・同)。同じく子会社の北海道エネルギー(同・同)が展開するサービスステーション「チャレンジ川沿」に併設した店舗で、DVD・ビデオ・ブルーレイ・CDレンタルなどを行ってきた。
 店舗は、「ユニクロ札幌川沿店」、「ビッグハウスサウス店」とショッピングセンターを形成、川沿地区の賑わいづくりに貢献してきたが、その一角が20年を区切りに役割を終える。

「TSUTAYA」は、全国で閉店が相次いでいる。北海道では2018年頃から営業を終了する店舗が出始めた。時系列で追うと、18年2月18日に「新琴似店」(北区)、同月28日に「厚別ひばりが丘店」(厚別区)、3月30日に「札幌豊平店」(豊平区)、6月30日に「蔦屋書店元町店」が閉店。さらに19年になると、3月31日に「旭川神居店」(旭川市)と「登別店」(登別市)、9月1日に「コーチャンフォー釧路店TSUTAYAレンタル」(釧路市)、10月27日に「富貴堂南6条店」(旭川市)、10月31日に「苫小牧日新店」(苫小牧市)と続き、20年に入ってから1月12日に「北25条店」(札幌市東区)、5月31日に「旭川永山店」(旭川市)が閉店。18年以降で実に11店舗が営業を終えており、「川沿店」で12店舗になる。

 ネットでの映画やドラマ、音楽の配信サービスが、リアル店舗でのレンタル需要を減少させていることが理由とされる。今度の閉店で道内の「TSUTAYA」は42店舗になる。閉店は一段落するのだろうか。



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