書籍・CD・DVDレンタル「TSUTAYA」の閉店が止まらない。書籍離れ、ネット視聴の一般化などによってリアル店舗の経営は厳しさを増している。「TSUTAYA」閉店に歯止めはかかるのか。(写真は、25年間の営業を終了する「TSUTAYA札幌インター店」)

 11月8日(日)で営業終了を決めたのは、「TSUTAYA札幌インター店」(札幌市白石区菊水元町8条2丁目1)。道央道札幌インターチェンジの近くで南7条・米里通沿い。1階は書籍と文具、2階はDVD、CDのレンタルを行っており、今年で営業開始から25年目だった。同店はFC(フランチャイズ)店舗で、フランチャイジーはダスキン製品のレンタルサービス・販売を行っているアイビック(札幌市白石区)の関連会社、アカシア(同)。

 閉店を決めたのは、客数減による販売の落ち込み。同社は、「TSUTAYA」FC2店舗を展開しており、「札幌インター店」の閉店で、運営店舗は「サーモンパーク店」(千歳市)の1店舗になる。

「TSUTAYA」閉店は、2018年から始まった。北海道では18年は4店舗、19年は5店舗が閉店しており、20年になってからは、1月12日「北25条店」(札幌市東区)、5月31日「旭川永山店」(旭川市)、7月27日「川沿店」(札幌市南区)、9月10日「宮の森店」(同市中央区)が閉店しており、「札幌インター店」は今年5店舗目。

 18年以降の北海道の閉店店舗数は14店舗で、道内の「TSUTAYA」は、40店舗(うち札幌市内8店舗)に減る。20年以上営業してきた店舗の閉店が多く、ネットの普及による時代の変化が、リアル店舗の退場を促している。



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