【2024年2月期決算】イオン北海道、売上高・営業利益・経常利益が過去最高

流通

 イオン北海道(本社・札幌市白石区)の2024年2月期決算は、売上高3331億6000万円、営業利益103億6600万円、経常利益103億9600万円、純利益61億9300万円になった。前期比5%の増収、24・2%の営業増益、22・3%の経常増益、31・6%の純利益増となり、売上高、営業利益、経常利益は過去最高になった。1株当たりの配当金は、前期より4円増配の16円とする。(写真は、2023年11月22日に建て替えオープンした「イオン南平岸店」の惣菜コーナー)

 期を通して集客セールを実施するとともに、各種のイベントを本格的に再開したため、客数が前期比2・8%増加した。客単価は1・5%増、買い上げ点数は4・5%減、1点単価は6・3%増となった。業態別売上高は、GMS(総合スーパー、「イオン」「イオンスーパーセンター」など)事業が1865億1400万円で前期比3・8%増、SM(スーパーマーケット、「マックスバリュ」「フードセンター」など)事業は1018億4300万円で同4・7%増、DS(ディスカウントストア、「ザ・ビッグ」など)事業は498億800万円で同12・6%増と2ケタ増になった。

 2023年3月に「マックスバリュエクスプレス新川3条店」(札幌市北区)、同年10月に「マックスバリュ山鼻店」(同市中央区)を新規出店、同年11月に建て替え新店「イオン南平岸店」(同市豊平区)をオープンさせた。また、「イオン北見店」(北見市)などGMS5店舗、「マックスバリュ登別店」(登別市)、「マックスバリュ倶知安店」(虻田郡倶知安町)など3店舗をリニューアルした。
 部門別売上高は、衣料が201億円、前期比1・5%増、食品が2706億5400万円、同5・9%増、住居余暇は422億6700万円、同1・8%増。食品は13期連続の増収になった。食品の構成比は81・2%になった。

 2025年2月期は、春に建て替え新店の「イオン北郷店」(札幌市白石区)、夏には「マックスバリュ苫小牧清水店」(苫小牧市)を新規出店、秋には、建て替え新店の「イオン旭川春光ショッピングセンター」(旭川市)をオープンさせるほか、GMS3店舗、SM3店舗をリニューアル(うち「マックスバリュ北広島店」は2024年3月29日リニューアルオープン)する。これらによって、売上高3510億円、営業利益110億円、経常利益110億円、純利益64億円を見込む。2024年10月に西友9店舗を承継するため、業績は上振れする見通しだが、予想には織り込んでいない。

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