「とんかつとん㐂」から「とんかつ檍」に転換、「札幌月寒店」6月初旬オープン

経済総合

「とんかつとん㐂(とんき)」から「とんかつ檍(あおき)」へ転換ーー。札幌市豊平区月寒中央通8丁目2-8でとんかつ専門店のブランドが切り替わる。「とんかつ檍」は、北海道5店舗目(デリバリー&テイクアウト専門店含む)となる。(写真は、6月初旬にオープン予定の「とんかつ檍札幌月寒店」)

「とんかつとん㐂」は、1981年6月創業の有限会社スーパーマン(本社・札幌市中央区)が展開していたとんかつ専門店。羊蹄山のハーブ豚を使ったとんかつを、すり鉢で擦ったごまにソースを入れて食べるのが売り。1998年11月に竣工した賃貸マンション「リーベンデール月寒中央」の1階に入っていたが、コロナ禍の影響で運営するスーパーマンが経営破綻、2022年12月に閉店した。

 それから半年、ファインド(本社・札幌市豊平区)がFC(フランチャイズ)展開している「とんかつ檍」が居抜き出店することになった。「とんかつ檍」は、2010年にオープンした東京都大田区の「蒲田店」のほか「大門店」、「銀座店」、「浅草店」など8店舗を展開。FC本部はMES(本社・東京都大田区)で、北海道ではファインドがFC契約をして、2019年3月に「札幌すすきの店」(札幌市中央区)を出店。以降、同年10月に「札幌大通店」(同)、2022年4月にデリバリー&テイクアウト専門店の「手稲店」(同市手稲区)、2023年3月に「千歳店」(千歳市)を出店してきた。

 道内店舗では、道内産のSPF豚を使用、肉の柔らかさと脂の甘み、肉汁のジューシーさが特徴で、糖分の入っている高級パン粉を使用することでサクサクとした食感に仕上げている。また、岩塩をつけて食べることにより肉本来の旨味を引き出している。「食べログ」が選ぶ「とんかつ百名店」に2017年から3年連続選ばれている。今度の店舗名は「とんかつ檍札幌月寒店」で、2023年6月初旬にオープンする。時代の変遷と共に、とんかつ専門店も変化する。

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