学校法人札幌学院大学(江別市)は、札幌市中央区大通西6丁目にある旧「札幌学院大学社会連携センタービル」の解体工事を進めている。社会連携センターでは、札幌圏の市民を対象にしたコミュニティカレッジや市民セミナー、英会話講座などが開催されていたが、2018年4月に札学院大の本拠である江別市文京台に移転、同ビルは空きビルになっていた。(写真は、解体工事が進んでいる「社会連携センタービル」=左のビル)
「札学院大社会連携センタービル」は、1967年に当時の第一火災海上保険の札幌支社ビルとして建てられ、99年にエム・ケイ・シー(東京都豊島区)、2001年に赤坂パークビルヂング(東京都港区)に所有権が移り、同年9月に札学院大が信託財産を引き継ぎ、土地とともに実質的な所有権を取得した。
解体工事は、昨年11月から始まり19年3月末で終了、更地になる。跡利用について、「駐車場として利用する予定だが、運営形態は検討中」(札学院大広報)としている。
札学院大は、新札幌のJR駅、地下鉄駅周辺地区にある旧市営住宅跡地の一部を学校用地として取得、21年4月に新キャンパスを開設する計画。また、産学連携センターも開設して生涯学習やコミュニティカレッジの拠点を江別市から移転させる予定になっている。