北海道胆振東部地震後の営業体制が「神対応」として全国に知られた地場コンビニエンスストアのセイコーマート(本社・札幌市中央区)。その同社が、10月に札幌都心部に新規2店舗を出店する。(写真は、「南1条西4丁目店」の出店場所)
(写真は、オープンに向けて看板取り付け作業が進む「大通東2丁目店」)

 セイコーマートは、地震後の停電時にも自動車のエンジンからケーブルを引いてレジを復旧させて営業を続けたほか、ガス釜で店内調理品を作り続けるなど、震災でも食インフラを支え続けた「神対応」が全国で話題になった。日ごろの備えが生きた同社のガバナンスに今も賛辞の声が続く。

 そんな同社が、10月に札幌都心部で新規2店舗を出店する。1店舗目は、「南1条西4丁目店」(中央区南1条西4丁目15ー1)で、5階建ての第21ビッグビル1階に入る。札幌市電外回り線西4丁目駅の前に立地。同ビル2階には、今年8月中旬に「幸せのパンケーキ」を全国展開しているエーステクノロジー(神戸市中央区)が「札幌店」をオープンさせている。

 2店舗目は、「大通東2丁目店」(中央区大通東2丁目8ー5)で、1973年に竣工した10階建てマンション・オフィス複合ビル「プレジデント札幌」1階に入る。北海道中央バス札幌ターミナルや北海道四季劇場の東側にあたる立地。近くには、「セブンーイレブン札幌大通東3店」がある。

 セイコーマートは、都心部ではサンクス店舗跡に「時計台前店」を5月25日に居抜き出店しており、中央区での出店はそれ以来になる。なお新規2店舗によって中央区の「セイコーマート」店舗は56店舗になる。


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