ダイイチ(本社・帯広市)は9日、旭川市のアートホテル旭川で新年交礼会を開催した。取引先など約360人が出席、懇談した。冒頭に鈴木達雄社長が挨拶。以下、鈴木社長の発言を要約する。IMG_0245(写真は、旭川で行われた新年交礼会で挨拶する鈴木達雄社長)

「昨年は野菜の相場安と相場高で苦戦し、水産もイカ、サンマがほとんど獲れず厳しかった。秋にはサケもイクラも獲れず、12月ぎりぎりまで苦戦した」

「当社の旭川ブロックでは、当社東光店に続いてアークス店舗、ザ・ビッグ店舗と年末に向けて続けて3店舗が開店。旭川東地区はこれら3店舗の売り上げが良かったものの、周りの店の売り上げが低下した。価格競争もそうだが、B2サイズのチラシが毎日入る大激戦。こんなひどい乱戦は、私は初めて経験する」

「昨年12月の当社売り上げは旭川地区が苦戦した。既存店は前年同月比99・6%で100%を切ってしまった。70数ヵ月連続で前年同月を超えていたがとうとう前年割れをしてしまった。ただ、新店を入れて同106・8%。全社的には既存店同101・1%、全店同103・3%で、何とか形が付いたのが実情だ」

「2017年9月期で12期連続増収増益を達成したが、増益額は少しだった。昨年8月から消費者の財布の紐が固くなってきたことを実感する。全道的に各社含めて前年同月比100%を超えるのが難しい時代になったことを実感する」

「当社は、10月から新年度を迎えたが、新年度方針のひとつに“球際に強く、個の力を強く”を掲げた。サッカーと同じで球の取り合いになった時、絶対に取られないように強い体力と体幹を鍛える。個の力を強くとは、バイヤー、店長、役員が決して競合に負けないこと。そのために勉強も実践もしなければならない」

「食品スーパーは、同質の競争になっている。資金力も変わらないし、店舗規模や販促も変わらない。全く同質の競争だ。その時にどうするか――自分で考えて自分で企画して自分で実行する従業員をどれだけ多く増やすかにかかっている。それをやらないとこれからは勝てない」

「一番大切なのは株主だと良く言うが、私の考えは違う。従業員が売り上げを作り利益を出してくれるから初めて株主に還元できる。株主も大事だが、もっと大事なのは従業員だ。今年、増収増益にならなくても従業員の福利厚生の見直しを必ずやることにした」
 
「いずれにしても私たちは、本業に徹して凡事徹底をやり抜く覚悟だ」

 鈴木社長に続き、来賓挨拶に立ったのがサッポロビール上席執行役員・北海道本社代表兼北海道本部長の生方誠司氏。生方氏は「当たり前のことを当たり前にするのではなく、当たり前のことを他人がマネできないくらい一生懸命続けること。そうすることで平凡が非凡になる」と述べ、ダイイチの凡事徹底の方針に賛辞を贈った。
IMG_0250(写真は、来賓挨拶をする生方誠司氏)

 乾杯の発声は、若園清専務が行い、「今年は当社創立60周年、旭川での展開から55周年の節目の年になる。全社一丸となって前を向いて進んでいくので支援をよろしくお願いしたい」と述べ参加者全員で乾杯の後、懇談に入った。
IMG_0252(写真は、乾杯の発声をする若園清氏)