コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、札幌市内で移動販売車を使った「おまかせ便カケル」の事業を11日から本格スタートさせた。西区西野と福井の2地区で、福井地区は東光ストア福井店が3月末に閉店したことで要望が高まっていたことに応えた。今後、南区や厚別区でも運行する考え。IMG_5837(写真は、西区西野地区で巡回運行している移動販売車)
IMG_5839 (2)(冬期に対応して買い物客が車内に入って買い物をするようにしている=写真)

 コープさっぽろは、2015年8月末に「ていね店」(手稲区)を閉店したことに伴って、同年9月から手稲区で試験的に移動販売事業を始めた。「西宮の沢店」(西区)で商品を積み込み、手稲区や北区の老健施設などを中心に運行、西区西野地区でも組合員の自宅前を巡回していた。

 今回、新規に移動販売車を1台導入、積み込む店舗を「二十四軒店」(西区)に変えて西野地区の巡回箇所を増やすとともに新たに福井地区でも展開することにした。

 移動販売車は2t車で4輪駆動、低床仕様のオーダーメード車。積雪寒冷の気候に対応してお客が販売車の中に入って買い物ができるようにしている。扱う品目は、常温、冷凍、冷蔵の3温度帯の食品、日用雑貨品など約1000種類。
 西野地区は火曜と金曜、福井地区は水曜、木曜、土曜。組合員の自宅前に決まった時間帯に巡回停車するルートを走る。1ルートで20~25ヵ所止まる。客数50人、客単価2000円で1日10万円の販売を見込んでいる。「決まった曜日と時間に巡回運行して利用者の自宅の前まで出向き、顔見知りの関係を築くことで御用聞きも行い、見守りにも繋がる取り組みをしたい」(コープさっぽろ店舗本部移動販売事業部・前野清光部長)。

 コープさっぽろは、現在「おまかせ便カケル」事業を道内126市町村で展開している。今回の新規導入で85台になったが、今年度中に90台、次年度には100台にする予定。これまで近くにスーパーのない札幌以外の地域が中心だったが、今後は札幌市内の南区、厚別区など高齢化率の高い地域も対象にする。

 前野部長によると「移動販売事業は採算ベースに乗っている。1台ずつ確実に収支が合うように工夫している」と話していた。


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