東証ジャスダック上場の北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)の2017年2月期決算は、売上高が前期比1・1%減の430億8000万円、営業利益が同9・8%増の3億5700万円、純利益が同15・7%増の1億7400万円だった。売上高営業利益率は、0・8%で0・1ポイント改善した。IMG_3820 (2)(写真は、改装が予定されているシティ美幌店)

 期中、4月15日に小型店「シティマート女満別店」(網走郡大空町)をAコープ跡に出店したが、3月18日に「ラッキー西野1号店」(札幌市西区)、5月17日に「ラッキー美しが丘店」(同市清田区)、6月15日に「ラッキー衣料館長都店」(千歳市)を閉店したため売上高は減少した。なお、6月に「シティ網走店」(網走市)を改装した。

 水道光熱費は、LED照明、省エネ機器の導入、デマンド監視装置による使用電力の適正管理、新電力への切り替えなどのほか閉店3店舗の影響もあり8億1500万円と前期より3400万円減少した。
 短期借入金や長期借入金、社債などの担保付債務合計は、86億100万円で前期より1億8700万円増えている。
(※北雄ラッキーは、14日に決算短信の一部訂正を適時開示。担保付債務のうち1年内償還予定の社債を4億1000万円から1億円に、社債を5億5000万円から2億5000万円にそれぞれ訂正。これによって担保付債務合計は79億9100万円になり、前期より4億2300万円減少している)

 18年2月期は、2月4日から建て替えのため一時閉店している「ラッキー西野2号店」が6月中旬に「ラッキーマート西野店」(札幌市西区)として新装開店するほか4月に「ラッキー清田店」(同市清田区)、5月に「シティ美幌店」(網走郡美幌町)の改装を予定している。売上高は、17年2月期比2・3%減の425億円、営業利益は同28・5%増の4億5900万円、純利益は同26・4%増の2億2000万円を見込む。

 18年2月期も販売面で現場主導の店舗づくりを目指し、店長を主役とする現場力を強化。本部が店長の決断を後押しすることにより、現場で考える力、現場で行動する力を育成することによって買い物客のニーズに迅速、的確に対応できるようにしていく。


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