コープさっぽろ(本部・札幌市西区)の「ほんどおり店」(札幌市白石区本通8丁目南1ー1)が4日、オープンした。コンセプトは「すぐ食べられるおいしい店」で惣菜のオープンキッチン、水産対面販売、カットフルーツバイキングなど新しい取り組みを導入している。年間20億円の売上げを目標にしている。IMG_9683(写真は、関係者を集めて行われたテープカット)

「ほんどおり店」は、近隣にあった「本郷店」(白石区本郷通9丁目北1―23)の移転新築。本郷店は10月23日に47年の歴史に幕を閉じている。
 4日午前8時45分から店舗前でオープニングセレモニーが行われ、コープさっぽろ・中島則裕専務理事、土地建物所有者のNTT都市開発北海道・嶋本昌弥社長、伊藤芳昭店長らによるテープカットが行われた。
 
 建物は2階建てで1階約2000㎡(売場面積は約1800㎡)にコープが食品、ドラッグ、リカーの売場を設けた。農産コーナーは、「野菜市場風販売」を取り入れ、ゴンドラの高さも低く視認性を高めている。「ご近所野菜」も広く取っている。また、カットフルーツのバイキングも導入した。

 水産コーナーには、「コープほんどおり市場」と称して対面販売を取り入れた。鮮魚の下ごしらえに対応する。惣菜コーナーは一昨年11月に建て替えオープンした「しがイースト店」(登別市)を基本コンセプトに、これまで既存店改修で蓄積してきたノウハウを具体化している。オープンキッチンで作っている様子も見ることができる。また、直営ベーカリー売場と一体化しているのも特徴。

 地域対応として白石区内の食品工場から直送商品も揃え、ロバパンやアサヒビールの出来立て商品を販売する。レジは通常タイプ8台を設置。
 1階フロアには料理教室や子育てサロン、学習会などが行える多目的室も用意している。
 横澤秀明・執行役員店舗本部長は、「商圏調査によると50%超が単身世帯。すぐ食べられる商品の充実を図り、地域一番の惣菜売場にした。年商20億円を超える店舗にしたい」と話す。
 なお、2階には100円ショップ、ダイソーが19日にオープンする。
IMG_9689(写真は、バイキングも取り入れたカットフルーツコーナー)
IMG_9695(写真は、水産の対面販売コーナー)
IMG_9723(写真は、惣菜コーナー)
IMG_9744(写真は、地元白石にあるアサヒビール工場から直送の商品)



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