JR北海道学園都市線の百合が原駅と拓北駅の間、3・3㎞の高架化がいよいよ動き出すことで、昭和の香りが漂う現在の篠路駅が解体されることになる。駅東側にある倉庫群も駅前広場整備によって影響を受けそうだ。IMG_0802(写真は、現在のJR篠路駅。松の巨木が目印になっている。)

 JR篠路駅周辺は、駅西側の市街地再開発事業や駅前広場整備の一部事業が完了しているが、JR線によって市街地が東西に分断され東側が未整備の状態。横新道の踏切では慢性的な交通状態が発生するなど、地区のまちづくりは十分に進んでいない。

 札幌市は、2013年に鉄道高架化と土地区画整理によって一体的なまちづくりを行う「篠路駅周辺地区まちづくり実施計画」を策定していたが、今年1月下旬、これら計画に伴う鉄道、道路、土地区画整理事業について変更の都市計画決定を行い、いよいよ18年度から具体的に動き出すことになった。

 柱になるのが鉄道高架事業で、百合が原駅と拓北駅までが高架化される。高架化によって現在の篠路駅は地上駅から高架駅に変わり、横新道はJRの高架下を走る幅員17mの4車線になる。

 姿を消すことになる篠路駅は、昭和9年に建設されたもので、札幌近郊では見られなくなった風情を醸し出している。駅前には松の巨木が駅舎を見守るように枝を広げている。また、近くにある昭和初期に建てられた倉庫群も駅前広場整備のために移転などの措置が取られそう。
 鉄道高架化によってまちの顔は大きく変貌するが、現篠路駅を含め昭和の残像も消えてゆくことになる。鉄道高架による新・篠路駅や拡幅された横新道などは25年から供用が開始される。
 


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