9月3日を語呂合わせで「しんくみの日」としている信用組合業界は、この日を挟んだ9月1日から7日までを「しんくみの日週間」として様々な地域貢献活動に取り組んでいる。道内の7信組も献血や清掃、募金や寄付など地域に密着した金融機関としてこの1週間を重点活動期間にしている。2017統一ポスター(最終)
2017統一粗品写真(写真は、しんくみの日週間のポスターと6300個用意した防災グッズ)

 道内には、北央(本店・札幌市中央区)、札幌中央(同・同)、函館商工(同・函館市)、釧路(同・釧路市)、空知商工(同・美唄市)、十勝(同・帯広市)、ウリ(同・札幌市中央区)の7信組がある。総預金量は約6350億円(2017年3月期)。

 しんくみの日週間で7信組が共通で実施するのは献血と防災グッズ(防水ポーチ入りのアルミブランケット)の配布。この防災グッズは身体の放射熱を反射して体温低下を防ぐ保温効果がある。7信組で6300個を用意、各店舗などで来店客に無料配布する。このほか函館商工は、店舗周辺の清掃、北央は職員対象の運転適性診断や交通安全ビデオの視聴など、空知商工と北央は北海道盲導犬協会、交通安全募金を実施する。

 今年の新しい活動としてニッセイ同和損保と連携、ベルマークサポーターとして収集活動に協力する。しんくみの日週間から1年間継続して取り組むことにしている。北海道信組協会では「地域貢献は地域に密着した信組の使命。今後も積極的に展開していきたい」と話している。

 なお、しんくみの日週間以外にも、道内大学への寄付講座(北央)、返済不要給付型奨学金の取り組み(十勝)、コンサドーレの地域貢献活動への協賛(7信組)などに取り組んでいる。


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