9月上旬、北海道に初上陸するファミリーレストラン「ジョイフル」の店舗外観が姿を現してきた。クリームとブラウンの2色の柔らかいコーポレートカラーに「J」をイメージしたロゴマークが印象的。「ジョイフル」を道民はどう受け入れるだろうか。IMG_4765(写真は、オープンに向け工事が進む「ジョイフル札幌東苗穂店」)

 出店場所は、札幌市東区東苗穂4条2丁目で建設中の複合商業施設「アクロスプラザ東苗穂」の一角。サッポロドラッグストアー(本社・札幌市北区)のサツドラ店舗とセントラルスポーツ(同・東京都中央区)のスポーツクラブが入る2階建て建物のほか、エムデジ(同・小樽市)の携帯電話ショップ、ジョイフル(同・大分市)のファミリーレストラン「ジョイフル」が集積するゾーンになる。建物の設置者は、エムジーリース(本社・東京都千代田区)で、「ジョイフル」の誘致も同社が行った。
 
 ジョイフルは、福岡証券取引所に上場しており、お膝元の九州・沖縄を中心に北海道や東北の一部、上信越の一部などを除いて全国展開している。2018年7月9日現在の店舗数は799。直近の売上高は656億4200万円、純利益は3億600万円(17年12月期)。
 
 北海道のファミレス市場は、アレフ(本社・札幌市白石区)の「びっくりドンキー」41店舗やビッグボーイジャパン(同・東京都港区)の「ヴィクトリアステーション」28店舗のほか、すかいらーくレストランツ(同・同都武蔵野市)の「ガスト」22店舗、とんでんホールディングス(同・札幌市白石区)の「とんでん」18店舗、サイゼリヤ(同・埼玉県吉川市)の「サイゼリヤ」16店舗、ココスジャパン(同・東京都港区)の「ココス」12店舗、ロイヤルホスト(同・同都世田谷区)の「ロイヤルホスト」8店舗などが営業している。人口減少によってファミレス市場の縮小が進む中、道内市場に新規参入する「ジョイフル」の出方が注目される。
※2018年7月17日記事一部訂正しました。


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