社団法人北海道ファシリティマネジメント協会は、平成24年度認定ファシリティマネジャー資格試験に向けた実力養成講座を9~10日の2日間、札幌市内の道民活動センター「かでる2・7」で開催した。ファシリティマネジャーは国家資格ではないものの、企業や団体の戦略的経営管理に欠かせない資格で札幌市では保有施設の指定管理者選定委員会に同資格者をメンバーに加える取り組みも行っている。2日間の受講者54人は、7月8日に実施される資格試験に臨む。(写真は、北海道ファシリティマネジメント協会が実施した実力養成講座で講師を務める松成和夫講師)
 
 ファシリティマネジメント(FM)は、米国で生まれた経営管理手法。企業や団体が保有、使用している施設資産や利用環境を経営戦略的視点から総合的に企画、管理、活用する経営活動を指す。
 
 公共施設などを多数抱えている自治体等では、施設を一元管理して効率的な補修修繕や建て替えを図り、行政コストの低減にも効果を発揮できると期待されている。
 
 認定ファシリィマネジャー資格は、日本のファシリティ資格制度協議会が認定するもので、全国で広がりを見せているファシリティマネジメント導入の先端的役割を担う。
 
 1997年から資格試験は始まっているが、昨年までの全国での累計合格者は1万449人で合格率は43%程度。道内には約230人の有資格者が各企業や自治体にいる。
 
 北海道ファシリティマネジメント協会が今回実施した実力養成講座には54人が受講。一級建築士で認定ファシリティマネジャーの松成和夫氏(プロコート・コンサルティング代表)や北大大学院工学研究室空間性能システム部門教授の羽山広文氏など5人が講師となってファシリティマネジメントの目標管理やプロジェクト管理について学んだ。
 
 資格試験は7月8日に全国一斉に行われ、道内の試験会場は北海道経済センター。9月3日に合格者発表と合格証の交付がある。