札幌市内で新規分譲マンション3棟の建設が計画されている。じょうてつ(本社・札幌市白石区)と京阪電鉄不動産(同・大阪市中央区)が共同で建設するほか、長谷工不動産(同・東京都港区)、クリーンリバー(同・札幌市西区)が年末から来年初めに着工する予定。(写真は、長谷工不動産が計画している桑園地区のマンション予定地)

 着工予定が2020年12月となっているのが、長谷工不動産が進める仮称「札幌桑園計画」。建設場所は、中央区北9条西16丁目28ー84ほかで、敷地面積は約601坪(1984・17㎡)を使って建築面積約227坪(751・81㎡)、鉄筋コンクリート造、地下1階、地上14階建てのマンションを建設する。戸数は91戸、延べ床面積は約2277坪(7516・68㎡)、建物の高さは44・56m。
 設計、監理はアイ・エー・シー(札幌市白石区)、施工は未定。JR桑園駅やイオン札幌桑園ショッピングセンターに近く、周辺にはマンションが建ち並んでいる。現在は駐車場として利用されている。

〈写真は、クリーンリバーが計画している旧パーラー太陽跡のマンション予定地)

 クリーンリバーは、地下鉄宮の沢駅1番出口向かいの西区宮の沢1条3丁目39ー3に仮称「クリーンリバーフィネス宮の沢ミッドステージウエスト」を計画している。パチンコ店「パーラー太陽宮の沢店」跡地を利用したもので、敷地面積は約405坪(1337・45㎡)。そのうち約110坪(365・16㎡)を利用して鉄筋コンクリート造の地上15階建てのマンションを建設する。戸数は56戸、延べ床面積は約1408坪(4649・13㎡)、建物の高さは44・950m。着工予定は21年2月末。
 設計、監理は企画設計事務所オルト(札幌市中央区)、施工は未定。二十四軒・手稲通沿いで札樽自動車道の高架下を走る札幌新道に近い。

(写真は、じょうてつと京阪電鉄不動産が共同で建設するマンション予定地)

 じょうてつと京阪電鉄不動産が共同で建築主になって建設するのは、仮称「二十四軒2条2丁目計画A棟」。北洋銀行の事務センター跡地の一部を利用したもので敷地面積は約484坪(1597・41㎡)。そのうち約156坪(515・92㎡)を利用して鉄筋コンクリート造の地上11階建てのマンションを建設する。戸数は43戸、延べ床面積は約1169坪(3859・02㎡)、建物の高さは32・960m。着工予定は21年7月中旬。
 設計、監理は企画設計事務所オルト(札幌市中央区)、施工は未定。桑園・発寒通に面しており地下鉄二十四軒駅から約400mの徒歩圏内。「コープさっぽろ二十四軒店」や「ヤマダ電機テックランド札幌琴似店」など商業施設も近い。じょうてつは、近隣の二十四軒2条3丁目で43戸の分譲マンション「じょうてつアイム二十四軒Ⅱ」(仮称)の建設も進めている。


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