イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、マックスバリュ日新店(苫小牧市)とザ・ビッグ鳥取大通店(釧路市)の2店舗で、太陽光パネルを使って発電した電力を店舗消費分として購入する契約を北海道電力(本社・札幌市中央区)と結んだ。既に2021年12月から苫小牧市内の別のマックスバリュ店舗でも、同様のスキームで電力供給を受けている。(写真は、ザ・ビッグ鳥取大通店)

 イオン(本社・千葉市美浜区)は、2030年までに国内店舗で使用している電力のうち、50%を再生可能エネルギーに切り替える目標を定めている。また、2040年をめどに、店舗で排出する二酸化炭素等を総量でゼロにする目標の達成を目指しており、イオン北海道も同様の目標を掲げている。

 イオン北海道は、2021年に北電とPPA(電力販売契約)モデルの契約を締結、苫小牧市内にあるマックスバリュ沼ノ端店と同弥生店の屋根上に太陽光パネルを設置し、発生した電力を両店舗で使用している。PPAモデルとは、電力供給事業者が電力需要家の敷地や屋根などのスペースを借りて太陽光発電システムを設置、そこで発生した電力を電力需要家に販売する事業モデル。

 今回、マックスバリュ日新店、ザ・ビッグ鳥取大通店の屋根上に太陽光パネルを設置、同様のスキームで電力供給を受けることになった。設置費等は北電が負担する。太陽光パネルの容量は、マックスバリュ日新店が21万8千kW、ザ・ビッグ鳥取大通店が37万9865kW、いずれも2022年12月から運用を開始する。2店ともに、総消費電力量の約13%をこのスキームで得られる電力とする。



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