ダイイチ(本社・帯広市)は「豊岡店」(旭川市豊岡3条4丁目)を3月中にも閉店する方向で検討を始めた。閉店すれば同社の旭川ブロックの店舗数は7店舗に減る。(写真は、「ダイイチ豊岡店」)

 ダイイチの「豊岡店」は、2017年9月15日に閉店したホクレン商事(本社・札幌市北区)運営の「ホクレンショップ豊岡店」跡に居抜きで同年10月6日にオープンさせた店舗。同店は、賃借物件でホクレン商事の契約期間が2年間残っていたため、ダイイチはホクレン商事からの転貸という形で出店していた。
 
 このほど賃貸契約期間が満了し、ダイイチは建物オーナーと協議を続けているが閉店の方向になりそうだ。同店から近い豊岡3条2丁目では「コープさっぽろアモール店」が19年10月31日に閉店、20年3月にはマックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)と統合するイオン北海道(同・同市白石区)がディスカウント食品スーパー「ザ・ビッグ」の「アモール店」をオープンさせる予定。価格競争が一段と激しくなることからダイイチは「豊岡店」の採算性を注意深く検討している。
 
 ダイイチの旭川ブロックは現在、8店舗で売上高は126億4800万円(19年9月期)。売上高は18年9月期比0・6%増加していた。


33人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。