イオン北海道(本社・札幌市白石区)は8日、5月度売上高前年比を公表した。それによると既存店が前年同月比98・3%と前年を割り込んだ。個人消費は強さを欠き潮目変化の渦中にあるようだ。一方、全店売上高は、昨年9月のダイエー店舗承継で同114・9%と伸びている。IMG_2038(写真は、改装工事が進むダイエー承継店舗の東札幌店)

 既存店売上高は、4月に前年同月比で101・2%と今年1月以来のプラスになったが、5月は再び水面下になった。全店ベースの5月は昨年より大きく伸びているが、やはり4月より2・9ポイント落としており減速傾向。
 
 部門別は次の通り。
■衣料(レディス、服飾、キッズ、インナー、メンズ) 既存店97・0% 全店110・8%
■食品(グロサリー、ギフト、デイリー、農産、水産、畜産、デリカ、催事) 既存店 100・4% 全店 119・9%
■住居余暇(家電、文具、サイクル、携帯電話、ホームフッション、ヘルス&ビューティ) 既存店99・3% 全店111・9%
 
 同社は3月にダイエー承継店舗の「イオン札幌麻生店(札幌市北区)の食品売場を活性化している。6月11日には「イオン東札幌店」(白石区)の食品売場をリニューアルオープンする。全体売上げの6割近くを占め伸びが比較的良い食品部門をテコ入れし、全体の売上げを牽引させていく考えだ。


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